少年ソフトチーム運営を考える  ②~現代の良いチーム運営とは?~

1、前回の話のおさらい

 前回の話の続きになります。

 前回の話を要約すると、小学生男子ソフトボールチームは、現在、全国大会では単独チームでの参加と選抜チームの参加と補強選手加入チームなどで出場しているチームがありまして、じゃ、今後、単独チームの出場が少なくなってくるのではないか?と。

 理由として、昨今、少子化問題が叫ばれ、プロ野球人気低迷により、昔に比べて、野球・ソフトボールをしたいという子ども達が少なくなり、さらに、野球・ソフトボール以外のスポーツの人気沸騰や学習塾の過熱などで、子供達のパイを争う競争が繰り広げられていて、実際に単独チームの数が全国的に減少している状況であり、選抜チームでしか全国大会に出場出来ない状況になるのではないか。

 だからこそ、今後、私達が見ている単独チームの運営はどうあるべきかというのを今回、話しますという回でございます。


 


②ソフトボール、楽しいですか?

 選抜チームや補強加入チームなどは、単独チームがあってこそ成り立つチームであり、この単独チームの運営こそがこれからのソフトボールやプロ野球の未来にもかかってくるわけです。

 では、私達が普段見ている単独チームがどうやって人数を増やしていけばよいかという話です。

 突然ですが、これを読んでくださっている皆様(連盟の皆様、指導者の皆様、ソフトボールチームに関わるご父兄の皆様、選手の皆様など)に1つお考えいただきたいのですが、


 

”ソフトボール、楽しいですか?”

 

 

正確に言えば、小学生男子のソフトボールに携わっていて、ソフトボールを指導していて、子供達が頑張っているソフトボールを見ていて、ソフトボールを行っていて、楽しいですか?



この質問に間髪入れずに「楽しいです!」と言える、言ってくれる方がチームに何人いますか?


 


③人が増える理由

 なぜ、この質問をしたかというと、例えば、食べ物屋さんでも「美味しい!」と思えるお店は繁盛します。

人気のスポットは、大賑わいになります。

なぜなら、そこに行ったら良いことがあるからです。

美味しかったら、楽しかったらその出来事を誰かに話したくなります。

その話を聞いて、私も行ってみたいと思います。

だから人が増える。

人が増える理由って、こんなものですよ。



例え、マイナースポーツだろうが、人からなんと言われようが、楽しいものはやっぱり良いですもん。

スポーツはエンターテイメントです。

スポーツも見ていて、「面白い!」「ワクワクする!」という感情になるスポーツほど、メディアも取り扱うし、人気があります。

ソフトボールをやっている今の人達がもっと楽しいと思えたら、人は必ず増えます。



ソフトボールチームに入ろうか迷ってる人達の大半は、

チームに入れば、指導者のみなさんは、子供達を指導しなきゃいけないし、ご父兄の皆様のご機嫌も伺いながら指導しなくちゃいけないし。暴力起こせば、訴訟問題にまでなりかねない世の中が怖いし。

ご父兄の皆様は、朝は早いし、お茶当番とかお弁当作るのが大変そうだし。

選手は選手で、ソフトボールなんてやったことないし、やってる人達みたいに上手くなれるか不安だし。


とか一歩踏み出すことに足踏みして、色々、考えてます。

旅行などで行ったことない食べ物屋さんに行こうとしていた時、インターネットで検索したり、クチコミの評判を調べたりしてから良さげな所に行きませんか?

初めて入る食べ物屋さんに、ご飯は美味しいか、雰囲気を楽しめるか、店員さんの接客は良いかとか気になるのと同じです。

迷わず入りたいと思えるのは、自分が良いなと感じた所ではないでしょうか。 

 

それと同じで、チームに入ろうか迷っている人達が行きやすい雰囲気を作っていればいい。

チームの子ども達から大人まで愛されるようなチームになればいい。

もっと言えば、チームの地域にも好感度が持たれているようなチームが1番良い。評判が評判を呼んで入ってくれるからです。

 

行きたくなる、最初は見学だけでもと見に行きやすいのは、チームが楽しそうな雰囲気で練習、試合をやっているかどうかです。




④私の見てきたチームの自慢は、楽しいが優先。

 私が鹿児島で見ていたチームは、最高の時でも選手が40人くらいです。

チームの数が多すぎても難しいですが、毎年、2チーム作れる状態がやはり嬉しいといえば嬉しいです。

でも、何より素晴らしかったのは、お父さんコーチが200チームある中で、毎年、上位で、最高で第2位まで人が多かったことです。

そして、練習や試合を見に来るお母様方が他のチームよりも多かった。

私は、この状況がいつも嬉しかったです。

なぜ、この状況が出来たかと振り返ったら、みんな、いつも楽しそうにしてました。



 

⑤運営を上手くするコツ、お母様方編

これは、チームの代表の運営の上手さが1番の要因でした。

何より選手のお母様、お父様方の各負担がかかりすぎないようにしていました。

お母様方のお茶当番は、実際はなかったのですが、「月に1回くらいはなるべく自分の子供を見ましょう、ケガの治療だったり、何かとお母様方の力は必要だから」と実は、お母様方ご自身達の意見で自主的に行われていたものでした。

そして、行けない時があったら交代したり、行ける時に行けたらいいとみなさんでカバーしあってたし、練習や試合を見に行って、子供達の上手くなっていく姿を見るのを楽しみにされていた方もいらっしゃると思いましたが、大半が井戸端会議でお母様方が楽しまれたかったからです。(笑)


私は本当に、それでいいと思ってました。(笑)

お母様方で、子供達の分とお母様方の分のお菓子や飲み物を持ち寄って、キャー!キャー!ワイ!ワイ!しながら見られていました。私も指導は「楽しく勝つ」という指導法なので、子供達も楽しく、真剣に行っていたので、そんなお母様方の笑い声も逆に雰囲気を明るくする役目になっていました。


 

 

⑤運営を上手くするコツ、お父様方編

お父様方も子どもがいるお父様は、選手が入っただけでコーチという名目にしていました。(笑)

その代わり、1回も来れなくてもいいけど、1回は出来れば試合を見に来て欲しいです。練習に参加してくださったらラッキー。車の送迎だけでもコーチの仕事としていました。

なぜなら、みんな仕事を抱えてボランティアで来ているので、出来る人が出来ることをやるということに徹したからです。

実際に年に1回しか練習に来られないコーチの方もいらっしゃいましたし、仕事の休みの日にちを変えて試合に来られているお父様方もいらっしゃいました。

みんな少ない負担で、子供が上手くなっていく姿を見るのが楽しそうにされていましたし、飲み会はいつも子供達の話題であり、試合に勝った、負けたよりも、自分の子、他の子のプレーや彼らの言動など我が子のように楽しそうに話されて、時には真剣に子供達のこれからを話し合ったりもしました。


 

 

⑥楽しいことは、みんなで共有する

もちろん、私も監督、コーチという立場だったので、見えない所で問題は多々あったと思いますが、これまでお世話になったご父兄の皆様には今も感謝と、「あの時も楽しかったですよね~。」という気持ちしかないです。(笑)


みんなの負担が少なく助け合えたからこそ、楽しさを分かち合えたのだと思います。


「楽しいことはみんなで分かち合う。」


それが出来れば、人数の増減は多少なりともあってもチームの存続が消えることはないと思います。

大会も多かったですが、朝5時起きで試合に行くことになっても、負けたら次の日の体調は悪かったですが、勝ったら体調はすこぶる良かったです。(笑)

楽しかったら、そんなことも平気になります。



現在は、東京のチームで見ていますが、今のチームも監督に人徳がある方で、チームとしての成績は、出ていませんが、人数はそれでも20人は超えています。

このチームも同じで、お母様方の練習を見に来る数がやはり多い。

コーチの数も多いです。毎回5人以上いらっしゃいますので、チームの代表、監督の運営の上手さが物語るんだと思います。



 

⑦チーム運営が上手くいっているチームと上手くいっていないチームの見分け方

 指導者を始めてこれまで500チーム以上見てきましたが、チームの運営が上手くいっているチームは、試合や練習からお母様方、お父様方の参加が多いです。

逆に、チームの運営が上手くいっていないだろうなと思うチームは、試合や練習見学のお母様、お父様方の人数も少ない。

監督が1人で、ご父兄がポツポツといるくらいの人数のチームは、だいたい子ども達も少ないです。

そして、そういうチームが消えて行っている傾向があります。

私から言わせると、そういうチームは、選手達が練習や試合を楽しめていない、監督のワンマン体制になっていないか要注意なチームです。

今のこのご時世、仕事があって来れないお父様方、お母様方が多いのは重々承知してます。

でも、本当に楽しいと思ったら、仕事を休んででも、どうにか抜け出してでも自分の子どもを取りますよ。


 

 

⑧選手の楽しいとは?

 選手の「楽しい」とは、捕る、投げる、打つ、走るが出来たことが楽しいのではなく、ソフトボールの技術が向上していることが実感できた時、試合の勝ちを味わった時が1番楽しいんです。

 

 楽しいは、感じることなので、少しでも楽しいを感じたいと思うのです。

 

「楽しい」を分かっている選手は、雨の日で練習が休みだと泣きます。

グラブを磨いている最中に寝てしまいます。

毎日、日課だった素振りをどうしてもやれない日があり、1日休んだら、風邪を引き、素振りをしたら、風邪が治ったという子もいます。

明日が待ちきれず、遅刻をしないようにと試合のユニフォームを着て寝る子もいます。

ディズニーランドに家族旅行で行く計画があったのに、「練習に行きたい!」と3時間説得させて泣く泣く練習を休んだ子もいます。

全部、私の教え子のエピソードですが、選手達がいかに練習や試合を楽しみにしていたかが分かり、私も大変、嬉しかったです。

 

 


⑨お父様方の楽しいとは?

 お父さんコーチが少ないチームは、大体、チームのコーチ達との飲み会が楽しくない時です。(笑)

楽しい飲み会をやってたらお父さん達も飲みに来る。飲みに来たら、練習に行かないと行けなくなる心理になる。

楽しくお酒をみんなで飲んでください。(笑)

子ども達の話をいっぱい聞いたり、グラウンドの彼らの話をするだけで、お父様方のご協力は得られます。

そして、お互い仕事をしている同士ですので、来れる時だけ来ていただければいいという風にしませんか?

年1回だけでも、車出しだけでも、途中で抜けられてもバックアップ出来る状態には出来るはずです。

土日に仕事をされている方もいらっしゃいますから、平日の祝日だけ来ていただけるのでもいいと思います。

お父様方に子ども達を触れ合う楽しみを実感してもらうことが大事だから、行きやすい雰囲気を作ることが大事です。

 

 

 

⑩お母様方の楽しいとは?

 お母さん達が練習や試合に来ないのは、選手達が練習を楽しいと感じていないか、お母様方ご自身が練習を見に行っても楽しくないかです。

練習を見に行って楽しんでもらえるようになればいいんです。

練習を見に来るのは、お母さん達の井戸端会議になっていい。(笑)

実際、練習は見られなくても全然、構わないんです。何かあったときにケガとか病気とかの処置、子ども達の飲み物の準備とかしていただけたら嬉しいけど、それもお母さん達がいなくても監督、コーチ達で出来る環境を作れるようにもする。

ボランティアでやっているチームならば、同じボランティアなので、お母様方で、「お父さん達、地域の方々が監督やコーチとして自分の子どもをお世話していただいているから、何かしたいな」と思ってくださったご厚意であれば指導者のみなさんも大歓迎です。

 


 

⑪これからは子どもだけでなく、大人も一緒に楽しめるチーム運営が必要

そんな楽な気持ちで運営したらいいと思います。

このご時世、お茶当番があるなら嫌だな、朝早くにお弁当を持って集合とか嫌だなとか、そういうことを嫌ってチームに入れたくない親御様が多くなってきているのは確かです。

そりゃそうです、共働きのご家庭が増えているので、休日の行動が難しくなっているからです。

 

これは、チームだけでなく、協会や連盟、大会運営側も考慮していくべきことです。

子ども達があってこそ、競技者があってこその指導者であり、チームであり、連盟・協会、大会であるということをもう1度再認識するべきです。

 

だから、私は思うのですが、これまでは、子どもが楽しければとか、子ども達のためにチーム運営や大会日程などが成り立っていた時代ですが、これからは、大人も楽しめるチーム運営、大人も一緒に楽しめる指導、行事やイベントを作ったり、大会なども親御さん達に無理させないような、土日に試合があっても開始時間を考慮した試合日程の組み方などが必要になっていると思います。


 私の鹿児島で見ていた時のチームは、試合は毎年100試合近く行っていましたが、親御さんの負担がかかりにくいように、なるべく移動に1時間程度くらいの範囲内での遠征まで行っていました。

 また、試合だけでなく、地域の子ども駅伝に参加したり、お祭りに参加して神輿を担いだり、市のイベントに参加したり、ドッジボール大会にも参加したこともあったし、最後の大会前なのに、読売巨人軍の長嶋茂雄さんがいらっしゃって講演会をみんなで聴きにいったこともあったし、近所の消防局の方々と交流を持って、グラウンドを使わせていただいたり、イベントがあれば参加するなど、社会科見学にもなったりしていて、ソフトボールばかりをしていた訳でもありませんでした。

それも大人も一緒に楽しみながらだったので、私自身も楽しみながら参加していました。


もちろん、親御さんにご負担をかけないようにとは申しましたが、全国大会などでも見かけますが、ご父兄で大応援団を作ってまでして、試合の応援をしているチームも見かけることがあります。

私は、その大応援団も大人が楽しかったら、それでいいと思います。

子ども達に青春をかける時間もそれもまた素敵なことだと思います。それもそれでうらやましいことです。

 自分の子どもが育っていく成長過程を見れるのは何よりも嬉しく、楽しいと気づいてくださると病みつきになるので、大人も楽しめる運営は、今後のチーム運営の1つのポイントだと思います。

 

 

 

⑫もちろん、子ども達には勉強も必要。

 少し、話がずれますが、チーム運営を上手くしてもやはり、指導者の方々には子ども達には勉強も必要だということも再確認しておきましょうということです。

 実際、親御さん達も子ども達の勉強は気になる所です。

 

 私の鹿児島で教えていた子達は、なんで、こんなに凄い子達ばかりだったんだろう?と思うことが多かったんですが、平日は、学習塾に行く子が多く、もちろん、勉強前後に素振りなどもやっていた子が多く、実際、中学校の野球部とも連携した活動をしていたためか、鹿児島で1番頭の良い高校の野球部に5年間で6人在籍し、2人キャプテン、1人副キャプテンをやっていました。(私の教え子は、レギュラーを取りやすい公立高校に進んで、早い段階でレギュラーを取って、楽しんで野球をしたいという考え方の子が多かったため、強い学校に行きたがらなかったです。)

 大学も国立大に行く子が多かったですが、立命館大や早稲田大などにも進んでいました。

 

 練習などでは、自分で考えてプレーさせる練習が多かったので、確かに、考えてないプレーが出た時は、「勉強してるのか? 頭が良くなるようにもっと勉強してこい! 宿題忘れたりするな!」と叱った子が何人かいて、そこから塾入って勉強してた子はたくさんいました。(苦笑)

 土日はソフトボールに専念したいから、平日の宿題を頑張れば、土日の宿題なしにしてくれるクラスがあったようで、そのクラスの子達は、ほぼ全員、休み時間とかでも宿題をしたりして、土日、思いっきりソフトボールに専念していた子もいました。

 思えば、頭の良い子は、やはりプレーでも判断力とか考えたプレーが出来るので、試合で勝てるチームだった要因は、勉強も一生懸命出来る子が多かったからだと思います。

 

 ここで、言いたいのは、ソフトボールばかりをしていなくても、勉強も両立して、イベントにも出たって強いチームは必ず作れるんですということ。ソフトボールしか出来ないからソフトボールをたくさんさせるんだと小学生の内に決めつけるのは違います。ソフトボールばかりしていてはダメだといって、子ども達にはいろんなことをさせたいんだと言って、チーム強化を怠るのも違います。

 強いチームになりたかったら、チーム運営もですが、練習も勉強両立していけば必ず結果は出ます。

 

 実際に、神奈川県には湘南クラブという全国でも強い硬式中学野球チームがありますが、全国的にも珍しい、塾と野球を行うクラブチームであり、練習した後に勉強をさせるという点が、高校・大学進学に非常に近くなるということから、親御さん達からの人気が沸騰していて、現在は数チームに分散して活動するくらいの人気のチームになっています。

 塾に子ども達を取られるくらいなら、自分達でソフトボールだけでなく、勉強も教えていこうというチームが、小学生でも今後そういうチームが出てきてもおかしくない(ひょっとしたらもうあるかもしれませんが)のかもしれません。

 

 大人も楽しむというより、大人も喜べるチーム運営として、それもチーム運営を上手く行う1つの必殺技かもしれません。

 

 

 

⑬実際に、人をどうやって集めたか、どうして入ってきたか。

 「楽しい」が実践出来ているチーム運営なら、勧誘活動にポスターを作ったり、呼びかけるイベントを行うのも良いと思いますが、呼びかけるイベントをしなくても集まる所は集まります。

最後に、私が指導したチームでどうやってチームに入ったのかの子ども達の入った理由を書いてみます。

 

 

(チームに入った理由)

・チームの上級生と下級生のクラス同士何人かで、学校の昼休みにドッジボールを行って、チームに入っていない下級生の子をドッジボールで仲良くなって、チームに入った。

 

・クラスで悪いことをよくしでかす子を見つけたら、ソフトボールチームに誘ってとチームの子達やお母様方に話した。性格矯正として入ってくれたら嬉しいですと。実際、手のかかる子は、たくさん入りましたが、ご飯の前に「いただきます」を言うようになった(たぶん、試合のお弁当をチームで食べることで習慣になったんだと思います。)と、手のかかる子のお母様から感激のお言葉をいただいたこともありました。(大概、手のかかる子は、自分で考えることが出来る子なので、プレイヤーとして上手くなる素質が高い子ばかりなんですよ。あとは、コーチが上手く指導出来るかの力量にかかってきますが…。)

 

・クラスでいじめられている子をお父様がチームに入れてくださり、その後、チームに溶け込んで、チームの上級生や下級生にも友達が増えたことで、いじめもなくなり、逆に学校でも人気者になった。

 

・自分の家の近くでチームの子が素振りをしていて、その姿を見た近所のお父さん、お母さん方が一生懸命な姿に感銘したらしく、自分の子をチームに入れてくれた。

 

・近所の子達と遊びでキャッチボールやソフトボール、野球を行い、仲良くなってチームに入った。(私の指導経験上は、これが1番多いです。)

 

・大会での好成績を朝礼などで表彰していただき、それが学校中のPR活動になり、チームに入った。

 

・兄や姉がやっていたから入った。(現在のチームはこれが1番多いです。)

 

・下級生の弟、妹に目をつけ、保育園・幼稚園の頃から小学校に入ったら、ソフトボールチームに入ろうよと周りの男の子のお母様方に声をかけてくれた方がいて、おかげで一気に6人入ってくれた。

 

・テレビや球場でソフトボール、野球を見てやってみたいと思ったから入った。


・ティーボール大会に参加して楽しかったから入った。



皆様もどうでしょうか。

個人的には、突然のイベント開催に人はなかなか集まらないと思います。

年中行事で、学校のイベントなどで参加して行えるのが良いと思いますし。

入ってくれた子の経験をもとに誘うのがひょっとしたら効果的かもしれません。

もし、こんなことで入った子がいたよというご意見があればどしどしコメント、お待ちしております。

私自身もですが、これを読んだ他のチームの方々の参考になれば、なお嬉しいです。



 

⑬チーム運営はソフトボールの楽しさを伝えていくこと

 選抜チームばかりの全国大会になっても私は構わないと思っています。競技力向上は日本の将来のプロ野球選手、ソフトボール選手の活躍に必要なことです。

 でも、単独チームが頑張らなければ、選抜チームだけでなく、ソフトボール業界にも野球業界にも影響が出てきます。

このお話は、関東のみならず、全国の小学生男子ソフトボールチーム全ての皆様と一緒に考えていただきたい話だと思います。

 

 野球よりもマイナーと言われるソフトボールに携わっていらっしゃる方々って、私は凄いと思っています。

そんな皆様方は楽しいから指導をされている方ばかりだと思っています。

ぜひ、その楽しさをもっともっと伝えていきませんか?


「面白いことはたくさんの人と分かち合いましょう!」


そんな気持ちで運営していきませんか?